SDGs入門編「1貧困をなくそう」

どうも、こんにちは。Moi、こんにちは。

寒さが身に沁みますね。寒さにはめっぽう弱いです。布団が大好き。

 

はい、ということで、今回はSDGs入門編「1貧困をなくそう」です!

一緒に見ていきましょう!

 

 

「1貧困をなくそう」

 

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「1貧困をなくそう」のシンボルはこちら。

 

あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる

 

ことが目標です。

 

多くの人は「貧困」というものを身近に感じる機会が少ないと思いますが、実は、7億人が極度の貧困の中で暮らしています。割合は10人に一人です。

 

極度の貧困ってどのレベル?

 

1日1.9ドル未満で生活する人々のことと定義されています。

日本円に換算すると1日約200円。

200円って意外と生活できるかも?って思った方いませんか?

200円×30日=6000円

月に換算してみるともう少しイメージが湧くかなと思います。

 

月6000円であなたは、何を買いますか?

さらに、極度の貧困の定義は1.9ドル未満なので、最高で月6000円と考えてください。

年に換算すると72000円

あなたは、毎月いくらで生活していますか?

世界には7億人の人がそのお金以下で生活しています。

 

さて、ここからは「1貧困をなくそう」のターゲットのお話に行きますね。

 

「1貧困をなくそう:7つのターゲット」

1-1:極度の貧困をなくす

1-2:貧困を少なくとも半分に

1-3:社会保護制度を整備する

1-4:所有権、基礎的サービス、技術、経済的資源への平等な権利

1-5:環境・経済・社会的災害に対するレジリエンスの構築

1-A:貧困を終わらせるための政策実行に向けた資源の総動員

1-B:貧困層ジェンダーに配慮した政策の枠組みを作る

1-1:極度の貧困をなくす

  2030年までに、現在1.9ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困を
  あらゆる場所で終わらせる。

 

あらゆる場所でということろがポイントです。貧困って発展途上国だけじゃないの?

いえいえ、先進国と言われている国でも貧困はあります。

 

1-2:貧困を少なくとも半分に

  2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、すべての年齢の
  男性、女性、子どもの割合を半減させる。

 

貧困状態って各国の定義によるんですね。知らなかったです。

国連開発計画による定義は、

「教育、仕事、食料、保険医療、飲料水、住居、エネルギーなど最も基本的なもの
・サービスを手に入れられない状態のこと」とあります。

UNDP-貧困とは

 日本を例に出すと、内閣府の定義する「貧困」には2種類あるみたいです。

絶対的貧困

  食料や衣類など人間らしい必要最低条件の基準が満たされていない状態のこと

  海外ではストリート・チルドレンなどが該当

相対的貧困

  国や社会、地域など一定の母数の大多数より貧しい状態のこと

  国内では年収が122万円以下、月収10万円以下の人が該当

  さらに、災害などで一時的に貧困になっている人なども該当

https://www8.cao.go.jp/kodomonohinkon/forum/h29/pdf/himeji/kityou.pdf

 

これらの貧困を少なくとも半分にしていこうというのが、1-2の目標です。

 

1-3:社会保護制度を整備する

  各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施。
  2030年までに貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。

 

1-4:所有権、基礎的サービス、技術、経済的資源への
平等な権利

  2030年までにすべての男性、女性が基礎的サービスへのアクセス、土地及び
  その他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な
  新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的資源に
  ついても平等な権利を持つことができるように確保する。

 

基礎的サービスって何でしょうか?

教育、保健、飲料水やエネルギ―などのインフラのことを指しているようです。

 

1-A:貧困を終わらせるための政策実行に向けた資源の総動員

 あらゆる次元での貧困を終わらせるための計画や政策を実施するべく、
 後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を
 講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源から相当量の資源
 の動員を確保する。

 

貧困は個人で頑張って解決できるようにはなかなかならないでしょう。それぞれを取り巻く環境(国や経済的環境など)によって解決方法は変わります。貧困を根本から解決するにはやはり、適切な政策も必要になってきます。貧困を解決するために資源を使おう!というのがこの1-Aの目標です。

 

1-B:貧困層ジェンダーに配慮した政策の枠組みを
つくる

  貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援するため、国、地域及び国際レベルで、
  貧困層ジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを構築
  する。

 

こちらの目標も政策に関連する目標ですね。1-Aでは後発開発途上国発展途上国に対する政策支援で、1-Bであるこちらでは、貧困層ジェンダーに対する政策支援となっています。

 

 

ここまで、ついてこれましたか?(笑)

具体的にどんなものがある?イメージがまだわかない…これからイメージを膨らませていきましょう!

 

では、最後に

なぜ、貧困をなくさないといけないのでしょうか?

 

「貧困」による弊害

もちろん、すべての人が最低限度以上の生活をするためではありますが、
貧困によっておこる弊害は何があるか知っていますか?

 

「格差」が生まれます。

例えば、「教育格差」「医療格差」「性の格差」などなど

この格差が「飢餓」や「感染症」「戦争」などの深刻な課題に繋がってしまいます。

 

SDGsの目標は2030年までに達成する目標として定められています。

「貧困」を減らすために私自身に何が出来るのか見つけていきたいですね。

 

ではでは。