SDGs入門編「1貧困をなくそう」

どうも、こんにちは。Moi、こんにちは。

寒さが身に沁みますね。寒さにはめっぽう弱いです。布団が大好き。

 

はい、ということで、今回はSDGs入門編「1貧困をなくそう」です!

一緒に見ていきましょう!

 

 

「1貧困をなくそう」

 

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「1貧困をなくそう」のシンボルはこちら。

 

あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる

 

ことが目標です。

 

多くの人は「貧困」というものを身近に感じる機会が少ないと思いますが、実は、7億人が極度の貧困の中で暮らしています。割合は10人に一人です。

 

極度の貧困ってどのレベル?

 

1日1.9ドル未満で生活する人々のことと定義されています。

日本円に換算すると1日約200円。

200円って意外と生活できるかも?って思った方いませんか?

200円×30日=6000円

月に換算してみるともう少しイメージが湧くかなと思います。

 

月6000円であなたは、何を買いますか?

さらに、極度の貧困の定義は1.9ドル未満なので、最高で月6000円と考えてください。

年に換算すると72000円

あなたは、毎月いくらで生活していますか?

世界には7億人の人がそのお金以下で生活しています。

 

さて、ここからは「1貧困をなくそう」のターゲットのお話に行きますね。

 

「1貧困をなくそう:7つのターゲット」

1-1:極度の貧困をなくす

1-2:貧困を少なくとも半分に

1-3:社会保護制度を整備する

1-4:所有権、基礎的サービス、技術、経済的資源への平等な権利

1-5:環境・経済・社会的災害に対するレジリエンスの構築

1-A:貧困を終わらせるための政策実行に向けた資源の総動員

1-B:貧困層ジェンダーに配慮した政策の枠組みを作る

1-1:極度の貧困をなくす

  2030年までに、現在1.9ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困を
  あらゆる場所で終わらせる。

 

あらゆる場所でということろがポイントです。貧困って発展途上国だけじゃないの?

いえいえ、先進国と言われている国でも貧困はあります。

 

1-2:貧困を少なくとも半分に

  2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、すべての年齢の
  男性、女性、子どもの割合を半減させる。

 

貧困状態って各国の定義によるんですね。知らなかったです。

国連開発計画による定義は、

「教育、仕事、食料、保険医療、飲料水、住居、エネルギーなど最も基本的なもの
・サービスを手に入れられない状態のこと」とあります。

UNDP-貧困とは

 日本を例に出すと、内閣府の定義する「貧困」には2種類あるみたいです。

絶対的貧困

  食料や衣類など人間らしい必要最低条件の基準が満たされていない状態のこと

  海外ではストリート・チルドレンなどが該当

相対的貧困

  国や社会、地域など一定の母数の大多数より貧しい状態のこと

  国内では年収が122万円以下、月収10万円以下の人が該当

  さらに、災害などで一時的に貧困になっている人なども該当

https://www8.cao.go.jp/kodomonohinkon/forum/h29/pdf/himeji/kityou.pdf

 

これらの貧困を少なくとも半分にしていこうというのが、1-2の目標です。

 

1-3:社会保護制度を整備する

  各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施。
  2030年までに貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。

 

1-4:所有権、基礎的サービス、技術、経済的資源への
平等な権利

  2030年までにすべての男性、女性が基礎的サービスへのアクセス、土地及び
  その他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な
  新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的資源に
  ついても平等な権利を持つことができるように確保する。

 

基礎的サービスって何でしょうか?

教育、保健、飲料水やエネルギ―などのインフラのことを指しているようです。

 

1-A:貧困を終わらせるための政策実行に向けた資源の総動員

 あらゆる次元での貧困を終わらせるための計画や政策を実施するべく、
 後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を
 講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源から相当量の資源
 の動員を確保する。

 

貧困は個人で頑張って解決できるようにはなかなかならないでしょう。それぞれを取り巻く環境(国や経済的環境など)によって解決方法は変わります。貧困を根本から解決するにはやはり、適切な政策も必要になってきます。貧困を解決するために資源を使おう!というのがこの1-Aの目標です。

 

1-B:貧困層ジェンダーに配慮した政策の枠組みを
つくる

  貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援するため、国、地域及び国際レベルで、
  貧困層ジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを構築
  する。

 

こちらの目標も政策に関連する目標ですね。1-Aでは後発開発途上国発展途上国に対する政策支援で、1-Bであるこちらでは、貧困層ジェンダーに対する政策支援となっています。

 

 

ここまで、ついてこれましたか?(笑)

具体的にどんなものがある?イメージがまだわかない…これからイメージを膨らませていきましょう!

 

では、最後に

なぜ、貧困をなくさないといけないのでしょうか?

 

「貧困」による弊害

もちろん、すべての人が最低限度以上の生活をするためではありますが、
貧困によっておこる弊害は何があるか知っていますか?

 

「格差」が生まれます。

例えば、「教育格差」「医療格差」「性の格差」などなど

この格差が「飢餓」や「感染症」「戦争」などの深刻な課題に繋がってしまいます。

 

SDGsの目標は2030年までに達成する目標として定められています。

「貧困」を減らすために私自身に何が出来るのか見つけていきたいですね。

 

ではでは。

 

 

 

SDGs入門編「一緒に学ぼうその1」17のゴール

 

 

はじめに

 どうも、お久しぶりです。

今回からSDGsについてのシリーズを始めていきたいと思います!パチパチパチ。

 

 「SDGs」皆さん聞いたことあると思います。

というか、よく聞くワードになりましたね。ところで、これにはいくつの目標が設定されているか知っていますか?

そうです。17の目標が設定されています。数は知っていたけど、どんな目標があるか知らないなーなんて人いますよね?

 

 17個の目標って少ないようで多いですね(笑)

この機会に知りたい!という方、いやー、キーワードだけ聞いたことはあるという方も

一緒に読み解いていきましょう!

 

「一緒に学ぼうその1」

 

ということで、

「一緒に学ぼうその1」の今回はSDGsってそもそも何だっけ?というところと、17の目標についてざっくりと学んでいきましょう!

 

SDGsってそもそも何だっけ?

 SDGs(Sustainable Development Goals)「持続可能な開発目標」のことです。

2015年に世界193ヶ国の指導者たちがより良い世界を目指すために17の目標に合意しました。その目標がこちら!

 

SDGsの17の目標

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任、つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

です。聞いたことがあるものもあったと思います。

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これは見たことある人が多いのではないでしょうか。

 

実はこの17の目標には続きがあります。

この目標、169のターゲットに分けられているんです。(より具体的になります)

 

17の目標でも覚えられないのに、さらに169も!?

引かないでください(笑)

各目標が、より具体的になるといったイメージで大丈夫です!

逆に各目標の内容が想像しやすくなると思うので安心してください。

 

ということで、本日はここらへんで!

次回は目標の1「貧困をなくそう」について書いていきます。

「環境教育」ってなーに?

Moi.

お久しぶりです。本当に長いこと書けずにいました。今後は、短めのブログをなるべく多く書いていきたいと思います。

 

 

環境教育ってなーに?

 さて、本ブログの中で私は「環境教育」といった言葉を使ってきました。

そもそも、「環境教育ってなーに?」て思っている方が多いのではないのでしょうか?

 

驚かないでください、ブログを書いている本人も「環境教育ってなーに?」状態に陥っています(笑)

私の中での「環境教育」とは体験的に自然に触れ、自然の中で学び、現在身の回りで起きている環境問題を自分事としてとらえる力の育成だと考えていました。

 

しかし、「環境教育」をテーマに活動しているたくさんの人と触れ合う中で、改めて

「環境教育」とは何ぞや?という気持ちが大きくなってきました。そこで、これからは基礎から見つめなおしていきたいと思います。

 

文部科学省の定義する「環境教育」

 教育と言ったら文部科学省は切っても切れない関係ですね。そこで定義されている「環境教育」を見てみましょう。

 

現在、温暖化や自然破壊など地球環境の悪化が深刻化し、環境問題への対応が人類の生存と繁栄にとって緊急かつ重要な課題となっています。豊かな自然環境を守り、私たちの子孫に引き継いでいくためには、エネルギーの効率的な利用など環境への負荷が少なく持続可能な社会を構築することが大切です。そのためには、国民が様々な機会を通じて環境問題について学習し、自主的・積極的に環境保全活動に取り組んでいくことが重要であり、特に、21世紀を担う子どもたちへの環境教育は極めて重要な意義を有しています。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kankyou/

 

 とあります。

 

 現在の状況:温暖化や自然破壊によって地球環境が悪化している(かつ深刻化)

 対応手段:環境への負荷が少なく持続可能な社会の構築

 なぜ環境問題への対応を行うのか:人類の生存と繁栄のため

 そのために:自主的・積極的に環境保全活動に取り組む国民を育成する

 

要点をまとめるとこのようになりました。また、環境教育は極めて重要な意義を持っていると書かれています。

 

ここで、「自主的・積極的に環境保全活動に取り組む国民の育成」が現状打破のための手段として書かれていますが具体的にどのような活動があるのかは曖昧です。

 

環境保全活動」といっても分野は様々です。例えば、従来の半分のエネルギーで発電できる発電機の開発であったり、フードロスを解決するための取り組みであったり、伝統文化の保全による自然環境の保護であったりとその範囲は莫大だと感じています。

今後の環境教育

「環境教育」は一言では表しにくい。これが現在の私の意見です。

今後は、「環境教育」の分野を細分化して、様々な分野から「環境教育」という球体を考え、試行錯誤していくことが必要になるのではないのでしょうか。

 

おまけ

やっと、「環境教育」をテーマに活動している方とのつながりが広がってきました!

それぞれの考える「環境教育」についてお話を伺ったりしながらさらに意義や定義を深めていきたいなと思っています。

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プラスチックにあふれたプールで水泳レッスン

Moi.

こんにちは。今日はBBC NEWSで取り上げられていた、

「プラスチックだらけのプールで水泳のレッスン」の記事についての感想を書いていきたいなと思います。

 

ふと、Twitterを眺めていた時に流れてきた記事だったのですが、その記事の見出しが

「Pool filled with plastic to recreate polluted seas」(汚染された海を再現するためにプラスチックで満たされたプール)でした。

何よりも記事と共に載っていた写真にドキッとさせられました。写真には、子どもたちがペットボトルやプラスチックにあふれたプールで遊んでいる様子が写っていました。

www.bbc.com

Pupils swim with bottles to recreate plastic polluted sea

Pupils from St Charles Catholic Primary School in Measham are trying to promote a reduction in single use plastic.

They filled a swimming pool with plastic bottles to help them understand what it is like for marine animals swimming in our polluted seas.

Their teacher Felicity Knight said: "This is one of our more unusual lessons but it was important for us to raise the awareness for children about polluted oceans.

"As soon as the children walked in I could hear them saying 'it's like the sea'. They already know there is a problem".

 

(訳)生徒たちは汚染された海を再現したプールでプラスチックボトルと泳ぐ。Measham(イギリス・ミアシャム)にあるSt Charles Catholicのプライマリースクール(小学校)では使い捨てプラスチックの削減を促進しようとしている。彼らは、汚染された海で泳いでいる海洋動物にとって海洋汚染がどのようなものかを子どもたちに理解してもらおうと、プールにペットボトルを入れました。教師のフェリシティナイトは「子供たちが「海のようだ」と言っているのを聞くことができた。子どもたちは海洋汚染が問題であることを知っている。」と述べた。

 

この記事を読んで、「うわぁ、いやだなぁ」という感想がまず浮かんできました。

仮に自分がプールに入る子どもだったとしたら、「このプールは綺麗なの?」と思うだろうし、子どもを持つ親だとしたら、「安全性は?体に無害なプラスチックを使って授業をしているの?」「子どもには出来る事ならそのプールには入ってほしくない」って感じてしまうだろうなと思いました。

 

しかし、このプラスチックにあふれたプール以上の出来事が世界各地で起きていることも事実。安全性なんて分からないプラスチックやごみが海に漂っており、時間が経つにつれ小さく小さくなり、回収できなくなってしまう。プラスチックやごみは回収されることなく海を漂い続け、海に捨てられるごみも増えていく。

 

私たちが豊かになるにつれて、どこかでその負の影響を受けている人や動物や植物がいて、崩れていく環境があることを今まで以上に多くの人が知るべきだと改めて感じました。

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ニュースの中で子どもたちは、

「All of the plastic is in the ocean and then all of the animals will swim into the plastic and they will get hurt.」

(すべてのプラスチックは海にあり、すべての動物がそのプラスチックの中を泳ぎ、そして傷ついている。)

「It made me fell like I want to go to a beach and swim in the sea and collect all the plastic.」

(ビーチに行って海で泳いで、すべてのプラスチックを回収したい気分になったよ。)

「I don't like it. I just think the animal are all going to disapper.」

(これは好きじゃないよ。私は、動物たちが全ていなくなってしまうと思うよ。)

 

と言っていました。

映像の中では楽しそうにプール遊びをしているように見えた子どもたちも、このままの状態は嫌だという感情を持っており、すでに海洋汚染が問題であることに気付いています。

 

何事も気付くことから。

 

こんな授業を取り入れて自然環境に対する気付きを育てていきたいなと思います。

 

この記事を読んだ方で、教育関連の方がいましたらぜひ一緒に取り組んでみたいです。

また、こんな授業やってみたら「自然環境」に関する気付きを育てられるのではないか?という意見もお待ちしております!

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体育×自然環境教育も面白そう



それではMoi moi.

 

 

ムーミンとバルト海[#OURSEA]

Moi.

お久しぶりです。しばらく時間が空いてしまいました…

本日は「ムーミンと海洋」についての記事を書いていきたいと思います。

 

ムーミンは皆さんご存知でしょうか?白いカバみたいな生き物です。

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カバとか書きましたが、ムーミンは「妖精」「小人」「トロール」のような存在みたいです。カバではないんですね。

 

そんなムーミンと環境に関するお話です。

 

 1 ムーミンワールド(Moomin World)

 最近、フィンランドの「ムーミンワールド」に行ってきました。このテーマパークはムーミンの物語に出てくる世界観を体験できるテーマパークです。開園時期は1年間に2か月ほど(夏の期間と2月の特別期間)しか空いていません。それ以外の時期はムーミンたちは冬眠しているのだとか。

 今回2月上旬の特別期間に行ってきました。2時間ほどパーク内を友達とうろうろしました。物語に出てくるキャラクターたちに会ったり、カラフルな建物に入ったり、、、

感想としては、なんて静かなテーマパークなんだ!なんて自然が多いテーマパークなんだ!でした。

一番のおすすめアトラクションは、雪山(3メートルくらいの高さ)をソリで滑るというものでした(笑)とにかく、距離が短い。

 

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2 #OURSEA

 ムーミンワールドのショップでかわいい切手を見つけました。

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国内切手

色合いといい、イラストといい全部がかわいすぎます。フィンランド国内でしか使えない切手ですが購入してしまいました。

また、別のショップではこのようなものも見かけました。

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切手と同じイラスト!!右上には「We only have one sea.#OURSEA」の文字が。

「#OURSEA」というハッシュタグが気になって調べることに。

 

#OURSEA

 「We only have one sea.」の示す海とはバルト海の事です。

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ちょうど図の真ん中にある「BALTIC SEA」のことです。

このバルト海は世界で最も汚染された海の1つと言われています。

なぜ、汚染されてるのか。

主な要因は「富栄養化」と「閉鎖性の高い海域」です。

9つの国に接し、7つの工業国に囲まれたバルト海

約250の河川が流れ込み、周辺には7000万人が暮らしています。工業廃水だけでなく、生活排水や農業で使う大量の肥料も海へと流れていきます。海運業も盛んなので多量の有機物、化学物質、重金属も海に蓄積されています。さらに、バルト海は北海と比べると低温なので海水がほとんど巡回しません。蓄積された分が直接的に生き物や環境に負荷を与えます。現在、アザラシや鳥類がその影響を受けており、1900年に35万頭いたアザラシは急速に減少し、現在はわずか2000頭にまで減ってしまいました。

 

バルト海汚染に関するリンク

tenbou.nies.go.jp

blog.goo.ne.jp

 

3 私たちに出来ること

 深刻な問題を抱えるバルト海バルト海を守るために私たちに出来ることはなんでしょうか?また、このブログを読んでくださっている方は日本に住んでいる方が多いと思うので、日本でも出来る事(日本付近の海や自然を守るために出来る事)を紹介していきたいと思います。#OURSEAのサイトより引用。

[10 WAYS YOU CAN MAKE A DIFFRENCE]

 1.Choose eco-friendly vehicles and fuels on land at sea.

           陸や海を移動するときには環境に優しい燃料や乗り物を選ぼう。 

 2.Don't duum your trash in the esa.

     海にごみを捨てないようにしよう。

 3.Favore local and seasonal products.

             地元のものや季節のものを好んで選ぼう。

 4.Spend your holidays close to home instead of flying abroad.

            休日は海外に行くより家の近くで過ごそう。

 5.Eat more sustainabily caught local fish.

    持続的な方法で獲られた魚を食べよう。

 6.Live like SNUFKIN! Use, resuse and repair.

              スナフキンのように生きよう。(再利用と修理をしよう。)

 7.Use eco-friendly cleaning liquids.

    環境に優しい洗剤を使おう。

 8.Don't pee in the sea.

              海でおしっこをしない。

 9.Feel energised by using green energy.

    グリーンエネルギーを使って、エネルギーを感じよう。

10.Make a bigger splash by spreading the word.

    #OURSEAを広めて大きな動きを作ろう。

oursea.fi

 

4 最後に

 「10 ways you can make a difference」を見て、4番だけ自分にとって難しいなぁと感じてしまいました。。旅に出て飛行機やバスに乗ると「環境負荷大きいだろな…」と思ったり、旅先で何かを買えば「買っちゃたなぁ…」と感じることが多々あります。

旅を続ける上で私に何が出来るか、旅と環境負荷の関連性について次回以降の記事に書いていけたらいいなと思います。

それでは、今回はこの辺で。Moi moi.

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「ベジタリアン・ビーガン」と「気候変動」の関係

こんにちは。フィンランドのクリスマスと言えば「Glögi」(グロッギ)

オフィスのクリスマスパーティで飲んで以来ハマりました。

クリスマスマーケットに出かけると、右のお店も左のお店も「Glögi」ばかり売ってあります。素敵。

味は、ノンアルコールは甘さ強めのオレンジとベリー系?味。そしてホットで頂きます。果汁のホットジュースにスパイスなどで風味付けされています。アルコール入りはホットワインみたいな感じですね。どちらも、スパイスやレーズン、アーモンドなどを加えて飲みます。

(私は、何も入れない方が好きでした~)

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クリスマスの時期はスーパーにたくさん並んでいます。

 

さて、本日は「ベジタリアンヴィーガンと気候変動」について書いていきたいと思います。

 

ベジタリアン(Vegetarian)のイメージと語源

 

ベジタリアン」と聞いて私がイメージしていたものは、

「草食」「野菜大好き」「葉っぱ大好き」みたいな印象でした。また、小さいころに見たテレビで、「動物を食べるなんてかわいそう。だから、私は動物は食べないベジタリアンなの。」と話している人を見ました。幼い私は「ベジタリアンの人は動物が好きで、かわいそうだから野菜をいっぱい食べるんだ。」と勝手に自分の中で納得していました。その考えは最近まで変わらず、そしてベジタリアンを特に意識することなく過ごしてきました。(身近にほとんどベジタリアンの人はいなかった気がします。)

 

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さて、みなさんは「ベジタリアン」と聞いてどんなイメージを持ちましたか?あるいはどんなイメージを持っていましたか?

やはり、私と同じように「草食系」「野菜大好き」「動物がかわいそうだから」というイメージでしょうか?「お肉食べないなんてストイック!」や、「健康的」と思った方もいらっしゃるでしょう。

 

では、「ベジタリアン」とは何ぞや?という話なのですが「ベジタリアン」とは、野菜をメインに食べて、肉や魚を食べないことです。また「ベジタリアン」の語源は野菜という意味の「Vegetable」ではなく、ラテン語の「Vegetus」が由来であり、意味は「健全な、新鮮な、元気のある」だそうです。肉や魚を食べない菜食主義者の事を示しています。(恥ずかしながら、ベジタブルのベジだと思っていました(笑))

ベジタリアンとは?日本ベジタリアン協会

 

ベジタリアン」を選択する人は様々な理由から選んでいるようです。(アレルギーがあるから、ダイエットをしたいから、宗教的な理由から、動物を食べるのがかわいそうだから、スピリチュアルな理由からなどなど。)

 

続いて「ヴィーガン」についてもお話ししたいと思います。

 

ヴィーガン(Vegan)って何?

 

ヴィーガン

私は前回フィンランドに来るまで、その言葉すら知りませんでした。知っている方もいらっしゃると思いますが、日本ではまだまだ馴染みが無い言葉ではないでしょうか。

フィンランドの友達に「ビーガンって何?」と聞くと「ベジタリアンよりもっと制限が厳しいもの」と答えてくれました。簡単に説明すると、動物性の食品、動物性製品が基本NG。ヴィーガンの人たちは牛肉、豚肉、鶏肉などの肉類や魚に加え動物性製品の卵、牛乳、ゼラチンや砂糖、はちみつを摂取しません。

 

「厳しすぎる!!!!」というのが最初の印象でした。何が食べられるの?食べられる食材の数両手で数えられるんじゃないの?と戸惑いました(笑)

 

しかし、ベジタリアンヴィーガンには段階によって分け方が結構あるようで、全部ストイックなものではなさそうです。

 

 

ベジタリアンのタイプ

 

①Flexitarian or Semi-Vegetarian (緩やかな菜食主義)

 ⇒主に野菜を食べるが、時には肉類も食べるベジタリアン

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②Pescetarian(魚菜食主義)

 ⇒牛・豚・鶏などの肉は食べないが、魚は食べるベジタリアン

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③Lacto-Ovo-Vegetarian(乳卵菜食主義)

 ⇒肉類・魚介類は食べないが、乳製品と卵は食べるベジタリアン

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Vegan(完全菜食主義)

 ⇒動物(牛・豚・鶏・魚介類等)を食べることを避け、卵・乳製品などの動物由来の製品も避ける。場合によっては、動物製品(革製品)も避ける。

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⑤Raw Vegan or Raw Food Diet(未加工の食品を食べる菜食主義)

 ⇒46℃を超えて処理されていない未加工のヴィーガンフードで構成されている。46℃を超えて加工すると栄養が失なわれることから。

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⑥Macrobiotic(自然食)

 ⇒未加工の全粒穀物、果物、野菜が含まれており、時々魚も摂取するが、砂糖と精製油は避ける。Macrobioticで特徴的なのは、大根やアジアの野菜、わかめなどの海藻に消費の重点を置いている点。

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などなど、上記以外にも分類はあるようで奥が深いです。

今回参考にした記事はこちら

www.thespruceeats.com

 

さて、「ベジタリアンヴィーガン」について少し分かっていただけたでしょうか。

ベジタリアンヴィーガン」を選択する背景は様々ですが、基本菜食主義の事のようです。

 

では、なぜ「ベジタリアンヴィーガン」が「気候変動」と結びつくのかについてです。

 

ベジタリアンヴィーガン」と「気候変動」

 

「菜食主義」は「気候変動」を止めるために役に立つのでしょうか。

 

結果から言うと、「気候変動」を止めるために「菜食主義」は密接に関連しており、菜食主義への転換は「気候変動」抑止に役立つということが言えます。

 

以下は国連が報告している3つの内容になります。

 

Humans must adopt vegetarian or vegan diets to stop climate change,

UN report warns

「人々はベジタリアンヴィーガンを選択し気候変動を止めなければならない」

 

①私たちの食物システムは温室効果ガスの25~30%を占めている。

 

②2050年に予想されている全世界の人口98億人を養うには2010年と比較すると56%多くの食料を生産しなくてはならない。

 

③現在の食習慣に合わせて食肉と乳製品の消費が上昇した場合、インドの2倍の面積の森林を農用地に転換しなくてはならない。

 

https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-7321833/Humans-adopt-vegetarian-vegan-diets-stop-climate-change-report-warns.html

 

①の食物システムの中で注目されているのが、畜産や酪農です。酪農や畜産によって排出されるCO2やメタンガスの温室効果ガスは地球上全て交通手段(車・トラック・飛行機・船舶・列車)が排出している量に匹敵すると言われています。

 

この①に「ベジタリアンヴィーガン」であることと「気候変動」が大きく関連しています。肉や乳製品を沢山摂るのではなく、菜食をメインとすることで、畜産や酪農による環境負荷を減らすことに繋がります。また、③にもあるように、現在の食習慣に合わせて、肉や乳製品を消費し続けると広大な森林を失うことになります。

 

また、肉となる牛や豚、鳥を育てる際、乳製品を生産する際には飼料や水、手間と時間がかかります。とある記事によると、家畜の飼料を育てるために広大な農地を切り拓いたり、そのまま私たちが食べることの出来る野菜や穀物を家畜に与えているとありました。家畜を育てる過程で消費される食物を私たちが消費すれば、エネルギーや資源を節約することに繋がりそうです。ということで「ベジタリアンヴィーガン」は「気候変動」にも密接に関連しているのです。

 

こちらのリンクに面白い記事があったので、お時間がある方は読んでみてください。

www.greenpeace.org

 

 

最後に

 

ベジタリアンヴィーガン」が「気候変動」に関係することは分かったんだけど、お肉も乳製品も好きだし、取り組むの難しそう…と思っている方へ。

 

最初の一歩。お試し「ベジタリアンヴィーガン」チャレンジ!!

 

このチャレンジ名前がついています。

 

#7meatfreeday

 

名前の通り7日間だけお肉フリー、出来る事なら動物性食品フリーに取り組むことです。どの一週間でもOKです。とにかく7日やってみようというこのチャレンジ。

実際やってみました。フィンランドに来てすぐだったので「え、お肉とか美味しいものいっぱい食べたいのに…」と内心思いながら、オフィスの方の勧めでしぶしぶチャレンジ(笑)

 

「肉…」

 

「肉・肉・肉…」

 

という気持ちを抱えながら、7日過ごしてみると、あることに気付きました。

「食材についてしっかり考えている自分がいる」ということでした。

例えば、見た目ががっつり「肉」というものは簡単に避けることが出来ます。(見て分かるから。)しかし、味付けの時に使うコンソメ。よーく考えると鶏からできています。こんなこと意識したことがありませんでした。また、サラダを食べる時、ドレッシングの中には乳製品を含むものがあります。さらには、ケーキなど、これは卵を使って作ってあります。目の前にある食べ物の事しか考えず、含まれているものなんて考えてこなかったということがよく分かる一週間でした。

 

そして、7日間過ごすと。意外と楽しいということに気付きました。(1年頑張りましょうだときつかったかもしれませんが(笑))友達とチャレンジすると楽しいかも。これ続けられそうという方は、毎月1回 #7meetfreedayを組み込んでも良いかもしれません。(健康にもよいですよ~!)

 

とりかかりは、小さなことで、そして興味本位でチャレンジ!で構いません。ぜひ一度試されてはどうでしょうか?

 

試された方は、どうか美味しいレシピ教えてください。(ヴィーガンレシピを見つけるのは結構難しかったです。)

 

では、本日はこの辺で。Moi moi

日本の遅れているところ3つと、これから出来る事3ステップ

こんにちは。昨日、驚愕の記事を目にしました。

見出しには、

フィンランドの研究者がプラスチック片に『歩行』を教えることに成功」

とありました。

「プラスチックが歩く???」どういうこと???なんだそれは???

 

その後、動画を観て「そういうことね~」と納得したのですが、その技術には改めて驚かされました。

https://youtu.be/5His2TdVnjU 

ざっくりと仕組みを説明すると、

従来プラスチックは熱には反応を示していましたが、光のみには反応しませんでした。そこで、熱と光を同時に当て反応を引き起こし、その後、プラスチックと光と熱を条件づけたということです。条件付けされたプラスチックは光を当てると熱を当てたプラスチック同様の反応を示すようになり、伸縮を繰り返して前進するようになりました。この研究ではパブロフの犬の例に倣い進められたということですが、本当に驚きました。

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参考文献

「IFLscience」

Scientists Are Teaching Plastic To “Walk” And The Robot Rebellion Looks Closer Every Day | IFLScience

科学誌「Matter」

http://dx.doi.org/10.1016/j.matt.2019.10.019

 

 

あ、今日のブログまだ終わりませんよ~。ここからが本題です。

前置きが長くなってしまいましたが、本日は「気候変動」に対する私の考えと、皆さんにぜひとも実践していただきたい3ステップのお話を書いていきたいと思います。

 

 

 

 

「気候変動」に対する私の考え

 

いつからか「地球温暖化」という言葉から「気候変動」という言葉を多く耳にするようになりました。私が小学生の時から比べると、近年の夏は暑すぎてクーラーなしで過ごすことは難しくなりました。また、自然災害の数も増え、その規模・威力も年々増している気がします。すべてが全て「気候変動」の影響とは断言できませんが、間違いなく私たちの生活に影響していると言っていいでしょう。

 

本来ならば、「地球温暖化」や「石油が後何年しか持たない」と言われ始めた時期に、早急に行動しなければなりませんでした。しかし、「気候変動」という言葉に変わるまで私たちは身の回りの環境をおざなりにしてきました。やっと世界が行動しようと動き始め、日本でも少しずつ環境に対するストライキや運動が起こってきているようです。でもまだまだだなぁと思っているのも事実です。私を含め、人々の自然環境に対する意識はまだ低いです。特に日本人の意識は世界に比べるととても低いと思います。

 

ここが気になる!日本が遅れている3つの事

 

日本のここが遅れている!!と感じた3つの点は、

 

①プラスチックの消費量が多すぎる。

②捨てられるものが多すぎる。

③自分たちの消費活動の裏側を知らない。

 

です。

 

まず①プラスチックの消費量についてです。

以下は日本のプラスチックごみの輸出量のグラフです。

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www.statista.com

2018年の統計で925,953トンのプラスチックごみを輸出しています。92万トン…何かに例えたかったのですが、膨大な量すぎるのでいい例えが思いつきませんでした。

しいて言うなら、世界最大のシロナガスクジラ約4600頭分。(シロナガスクジラは体長30m 体重190-200トン)

クジラの大きさも想像しにくいのでその4600頭分のプラスチックごみは膨大な量だということが分かります。

 

次に②捨てられるものが多すぎる。についてですが個人的にプラスチックごみと食品が気になります。

プラスチックは主に、包装プラスチック、プラスチック製品です。プラスチックの包装は特にもったいないなと思います。ほんの少しの時間か使わないスーパーやコンビニの袋、お菓子の個包装、ストローなどなど挙げると沢山あります。

 

すでに皆さんフードロスや食品廃棄という言葉を聞いたことがあるかもしれません。食べられるのに捨てられてしまう食材、その食材を作るまでにかかるコストやエネルギーの事を考えたことはありますか?

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https://journal.ridilover.jp/topics/1

 

最後に③自分たちの消費活動の裏側を知らない。これは一番大きな課題だと思っています。

 

格安の洋服を買う・形の綺麗な野菜を買う・買い物をした時に商品を袋に入れてもらう・ゴミの分別がめんどくさいから燃えそうなものは全部燃えるゴミに入れる・のどが乾いたらつい飲み物を買ってしまう・お肉を食べるなどなど

 

上に書いた消費活動の問題点は何だと思いますか?少し考えてみてください。

お肉を食べる??ことの問題点??と思う方もいらっしゃるでしょう。また、次回のブログで詳しく書いていきたいと思います。

 

③の自分たちの消費活動の裏側をちょっとずつ知ると、私たちが「気候変動」に対して何が出来るのかが分かるでしょう。

 

これから出来る3つのステップ

 

ここで、「気候変動」を止めるために出来る3ステップを紹介したいと思います。

簡単です。

其の一「認知」

其の二「判断」

其の三「行動」

の3ステップです。(自動車学校で「事故を起こさないために大切なこと」の中でも習いました(笑))

 

何が言いたいかというと、まずは知ってください。「気候変動」ってなに?とか、身の回りで何が起こっているの?とか、周りに目を向けて「認知」することが大事なファーストステップです。

そして、どれが正しいのか、自分には何が出来るのかを選んで「判断」してください。

最後にその選択を「行動」に移してみてください。どーーんなに小さなことでもいいんです。おすすめなのは、自分の水筒を持ち歩くこと(笑)

お気に入りの水筒を見つけて、その後はそのお気に入りの水筒と一緒に出掛けましょう。ペットボトルよりかっこいいです。見た目も。

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私の気に入っているボトル

 

ということで、今回はこの辺にしておきます。一緒にまずはファーストステップを踏み出してみましょ!!

Moi moi