【Black Friday】 か【Fridays For Future】か。いろいろな金曜日

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Black FridayFridays For Future? 

どちらか一つでも聞いたことはありますか?

金曜日に関する何かであるということは、なんとなくお分かりでしょう。

 

私にとって、金曜日は「明日から休日だ~!!」となる日で一週間の中で一番好きな曜日かもしれません。また日本では「華金」という言葉があるように、金曜日は仕事終わりに飲みに行ったり、仕事仲間と楽しくご飯を食べたりする日というイメージがあります。

 

 

本日はそんな「金曜日」に関する記事を書いていきたいと思います。

 

[1:Black Fridayとは?]

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"Black Friday" この言葉はフィンランドに来て初めて知りました。

11月29日から12月1日にかけて、町のいたるところで”Black Friday”の文字と共に”50-70% OFF”という看板を見かけて、なんだこれは??と通り過ぎていました。

黒い看板、黒い風船、黒いデコレーションであふれたショッピングモールを通るたびに、「なにか不幸なことがおこったのか?」と心配になっていました(笑)

しかし、この"Black Friday"とは大安売り期間のことのようで、”Black Friday”に賛同する店舗で破格の値段で買い物が出来るようです。

 

なぜ、”Black”なのか?

 

起源はアメリカ、その歴史は1960年代まで遡ります。

アメリカでは11月の第4木曜日に感謝祭が行われます。その翌日である金曜日に感謝祭のプレゼント一掃セールを始めたことが”Black Friday”のきっかけになったようです。

 

”Black”の意味は「ショッピングを楽しむお客さんで街中が混雑や渋滞が起きる様子」から、「売り上げが伸びて黒字になる」から来ているのだそう。なるほど。

 

最近、日本でも”Black Friday”のセールが少しずつ導入され始めたようです。しかし、”Black”という言葉が入っているためか、消費者に良いイメージを与えないため”Black Friday”の導入を悩む企業もあるみたいです。確かに、日本人にとって「黒」はあまり良い印象はない気がします。

 

[2:Fridays For Futureとは?]

 

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さて、次は”Fridays For Future”のお話です。こちらももちろん金曜日のお話(笑)

 

徐々に広がっているこの運動。簡単に説明すると「気候変動に対するストライキ」です。グレタ・トゥーンベリさんのストライキを発端にこの活動が世界規模になりました。日本でも各地で大学生や若者が”Fridays For Future"や「気候変動を止めよう」と書かれた段ボールを掲げ、声をあげています。

 

もちろん、ストライキだけが”Fridays For Future”の活動ではありません。例えば、海洋や森林保全に関する講座に参加したり、ちょっとだけ気候変動に関して調べてみたりなんてことも活動の1つです。

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(こちらの写真はヘルシンキにあるOodiという図書館で開催されていた、OCEAN&CLIMATE COCKTAILという海洋と気候変動に関する講演会の様子です。)

 

今回、金曜日にこちらの講演会に参加してみました。講演の内容は「過剰漁業による気候変動への影響」でした。

 

[3:Friday for WHAT?]

 

今回は2つの金曜日を紹介しました。

どうでしたか?いろいろな金曜日があるようですね。

 

少し環境保全の視点から”Black Friday”について補足させて頂きます。

Black Friday”は破格の値段で欲しいものを手に入れることが出来ます。欲しいものが安く手に入るなら沢山買いたくなりますね。

しかし、すこし考えてみてください。購買欲を促進させるセール。ついつい「本当に必要なの?」というものまで買ってしまっていませんか?

 

短期間のセールは過剰に購買欲を刺激し、大量消費に拍車をかけます。大量消費が環境に与える影響を考えて、手に取った商品は本当に必要なのか自分に問いかけてみてください。

 

実のところ、私も”Black Friday”の魅力に負けそうになって、何度もリュックや財布などオンラインのカートに入れては出しを繰り返していました。購入ボタンまで押しましたが、何かの不調でカードが使えず結局購入には至りませんでした(笑)

 

新しいリュックが欲しい…という欲求を無視していると”Black Friday”の期間が過ぎ、やっと購買欲から解放されました。

 

あなたは、何のための金曜日を選びますか??

Friday for WHAT?

 

では Moi Moi.

 

 

 

 

 

 

 

 

4Gの100倍速い!超高速・大容量通信が可能な5Gが反対されるわけとは

「出かける時に最低限持って行くものは何ですか?」

 

このような質問を投げかけられたら、あなたは何と答えますか?

 

私は、携帯電話(スマートフォン財布と答えるでしょう。

 

特に携帯電話(スマートフォンはどこに行くときも欠かさず持って行きます。寧ろ、出かける出かけないに関わらずいつでも身近に置いてしまっています。暇さえあれば、ついつい画面を開いている自分がいます。音楽を聴いたり、動画を観たり、分からないことがあれば検索をかけたり、写真を撮ったり。ありとあらゆることが出来るスマホに依存した生活を送っています。

スマホを使う生活に慣れてしまったので、スマホが無い生活は想像しがたいですね(笑)それくらい私たちに浸透した生活必需品となってしまいました。

 

本日の記事では現在の社会で欠かせないアイテムとなったスマホに関するお話を書いていきたいと思います。

 

[1:4Gと5Gとは?]

 

3G・4G・LTEという言葉を聞いたことはありますか?

どれも携帯電話の通信規格や通信機能の事を示しています。現在のスマホ

4G(LTE)が主流となっています。

少しだけ、3G・4G・LTEの違いを説明したいと思います。

 

3G 電波届く範囲が4G(LTE)より広く様々な場所で使えるが、

    通信速度はそこまで速くない。

 

4G 複数の通信システムを総称したもの。3Gよりも通信速度が速い。

 

LTE ほぼ4Gと同じ。Long Term Evolutionの略であり、3Gから4Gへ発展するま

    での橋渡し的な通信規格。4G=LTEと考えておくと分かりやすい。

 

ところで、3G・4Gの「G」の意味は知っていますか?「G」は「Generation」の頭文字で、3G・4Gは、第3世代・第4世代という意味です。だんだんと世代が進化したことが分かりますね。次にやってくる通信規格は第5世代ということで5Gとなります。

 

「5G」と呼ばれる第5世代の通信規格。なんと私達が今使っているスマホの100倍の通信速度になるそうです。また、超高速・大容量通信が可能になり、端末の同時接続数も増えるそうです。Wi-fiもいらなくなるのではないかと言われています。これで、月末に苦しめられていた「通信制限」という言葉とは無縁になりそうです(笑)

 

しかし、そんな便利で革新的な5Gに反対する人々を見かけました。

 

[2:魅力的な5Gを反対する理由は?]

 

超高速・大容量通信が可能になるなんてとても魅力的ではないですか?今まで以上に高画質な画像や音源を通信速度に縛られることなく楽しめるなんて夢のようです。

 

しかし、実はデメリットもあるのが5G。

 

5Gは超高速・大容量通信を可能にするために100mから200mの範囲にアンテナを設置する必要があります。また、4G通信で使用している電波に加え、ミリ波というものが加わります。このミリ波は人間の皮膚の数mm以内及び、角膜の表面層でほとんど吸収され人体に影響を与えるそうです。ミリ波の短期曝露は末梢神経系、免疫系、および心血管系に有害な影響を与える可能性があります。その結果、がんや遺伝子疾患、記憶障害を引き起こす原因になるそうです。

また、人体だけでなく他の生物や環境にも影響を与えるそうです。

 

フィンランドヘルシンキ中央駅付近でこのような光景を見かけました。

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彼らは5Gの危険性と5Gの導入を政府に辞めるようにと訴えかけていました。

 

今まで、5G=技術の進化、通信速度がものすごく速くなることくらいにしか思っていなかったので、5Gの危険性は私にとって「そんな側面があったのか!?」という驚きでした。

 

科学技術の恩恵を受ける一方で、環境や生物・植物に悪影響を与えている。課題解決に役立つはずの科学が害を及ぼしている。なんとも難しい問題です…

 

興味がある方は、こちらのチラシに書いてあるURLから詳しい内容を読むことが出来ますので、お時間がある方は是非読んでみてください。では、Moi moi

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なぜ、フィンランドで環境教育を学ぶのか?

 

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「なぜ、フィンランドで環境教育を学ぶのか?」

 

2019年10月末。フィンランドにやってきました!!

フィンランドにやってきた理由は、2019年11月1日~2020年4月30日の半年間、フィンランド環境保全活動や環境教育を行っているNGOでボランティアをさせて頂くためです。

やっとスタート地点に立てた喜びと同時にうまくやっていけるのかという不安を感じております。

 

本日は、「なぜ環境保全や環境教育に注目したのか」と「フィンランドを選んだ3つの理由」についてまとめていきたいと思います。

 

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